1年前に就職活動をした僕が、是非とも就活生に覚えておいてほしいことを紹介します。そろそろ就活生が大量発生する時期ですが、焦燥感からなのか、あまり意味のない行動をしている人がよくいます。僕の周りでもいました。当時はとても頑張っているなと思っていましたが、よくよく観察してみると、就活をしている気になっているだけで、ほとんど意味のない行動でした。では、どうすれば満足のいく就活が出来るのか?僕が感じたことを紹介しますので、参考にしてみてください。
面接練習に時間をつかうな
あなたが大学1年生のときに、先生や人事の方へ質問をしに行ったところを想定してみてください。どんなアドバイスをしてくださるでしょうか?少なくとも「面接練習をしなさい」とは言われないはずです。きっと、「たくさんのことを体験しなさい」とか「社会人と話しなさい」などとおっしゃられるのではないでしょうか?いくら面接練習をしたところで、人間的に素晴らしくなることはありません。個人の性格によりますが、緊張しないため、慣れるために数回やれば十分だと思います。また、面接が上手になったところで、その強みは面接でしか生かされません。
面接練習に時間を使うよりも、長所を伸ばすことに使った方がはるかに有意義です。「あなたの長所は?」と聞かれたとき「面接が上手な事です」なんて言えませんので。それはそれで面白そうだけど。
存在を知らなければやりたいとは思えない
例えば、コンサルタントはとても素晴らしい仕事だと思いますが、小学生に将来の夢を聞いても「コンサルタントになりたい」という子供はいません。何故なのか?理由は単純で、主にB to Bな領域で仕事をしているコンサルタントは、小学生に認知されていないからです。
将来の夢は、自分の知識や体験からしか生まれません。
業界や会社についてなど、まずは知識を付けることが、本当に自分に合った仕事に就くことの必須条件です。
自己分析はした後が大切
そもそも、何のために自己分析を行うのか?それは、理想の自分に近づくためです。理想に近づくためには、自分にとっての「理想」「現状」「現状から理想への道」「決めた道を進んでいくという行動」が必要となります。この4つのうち、実際に「決めた道を進んでいくという行動」が出来ている人は、とても少ないと思います。自己分析をしただけで満足し、就活をしている気になってはいけません。
理想
これは、自分の性格と様々な社会人の生活を知ることにより、見えてきます。元々確固たる理想がある人は良いのですが、「自分がどうなりたいのか」を考えるのは、非常に難しいところがあります。時間はかかると思いますが、とても大切なステップです。
現状
現在地を知らなければゴールへは絶対に辿り着けません。自分の生活パターンや強み・弱みなど、今の自分を深く知ってください。また、友達や先輩など周りの人に聞いてみるのも効果的です。
現状から理想への道
現状と理想のギャップは何か?どんな壁があるのか?その壁は自分がどうなれば乗り越えられるのか?なるべく具体的なアクションまで決めてください。長所は見つけるものではなく、作るものです。どうすれば理想へ辿り着けるのか分からないときは、自分の理想に近い人へ聞いてみましょう。ヒントが見つかるはずです。
決めた道を進んでいくという行動
理想を頭に描いているだけでは、壁を乗り越えることはできません。実際にトレーニングして初めて、向こう側へ行けます。自己分析は、この行動のためにやってきたといっても過言ではありません。理想へ近づくための行動をしましょう!
就活は内定をより多くもらうゲームではありません。そんなゲームに巻き込まれないように注意してください。また、就活は自分の人生を歩むためのスタートラインとなる人が多くいます。周りに流されず、よく考えて就活していきましょう!
僕は就職活動が楽しくて仕方がありませんでした。今までの生活の中でも指折りの楽しさでした。あまり気に病むことなく、就活を楽しめることを祈っています。